Q&A box
Q.脂肪のかたまりのようなものが大きくなってきたのですが。
ANSWER:.粉瘤(ふんりゅう・アテローム)といいます。ニキビ、おできのようなもの。良性の腫瘍で一般的に“しぼうのかたまり”と呼ばれたりしますが脂肪ではありません。皮膚の下に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称です。アテロームは皮膚腫瘍として日本人にはよくみかけられる症状です。

腫瘤概要―皮膚の表皮成分からできた袋の中に、おから状になった表皮脱落成分が詰まっている。大小さまざまな大きさで、粟粒大から徐々に増大してテニスボール大におよぶこともある。時々、感染を起こして発赤と痛みに伴って急激に増大し、膿瘍形成にいたることもある。

治療―――表皮成分でできた被膜を含めての切除手術。
皮膚の生理的なしわに沿った紡錘形の切開線から、表皮性被膜を損傷しないように、一塊として摘出する。摘出後は皮膚の生理的なしわに沿った一本の線になるように縫縮する。

術後経過―抜糸までは、通常1週間から10日間要し、術後3~6か月間は傷が赤く硬い状態が続く。半年~1年位でしわに沿った1本の白い線となり、目立たなくなる。

外傷性刺青